ランディ・リネイト Randi Renate
アメリカ出身・在住
ジャンル|彫刻・インスタレーション
滞在期間|2026年5月5日(水)~6月30日(火)/57日間
ウェブサイト▶
https://randirenate.com/
<プロフィール>
生物学と海洋学のバックグラウンドを持つ、リサーチを基盤とした実践を行う、マルチメディア・アーティスト。インスタレーション、彫刻、ドローイング、フィールドワークなど、多様な手法で彫刻的な枠組みを用いて、生態学的・認知的・建築的システムがどのように絡み合っているかを探究している。彼女の実践は、種間の関係性や共生コミュニティにおける身体的なつながりを調査し、海洋的意識と環境への理解や保全を促す視点を提示している。
アメリカのイェール大学芸術大学院彫刻専攻でMFAを取得。これまでに、ニューヨークなどの数多くのフェローシップやレジデンスを受けている。
作品《blue is the atmospheric refraction I see you through》(2021)はアディロンダック歴史博物館に収蔵されており、また、2022年のソクラテス彫刻公園での野外彫刻展で発表した公共彫刻作品は、アメリカの国際的な彫刻専門誌「Sculpture Magazine」に取り上げられた。また、アートと科学の関係性に焦点をあてたポッドキャスト 「CORALESCENCE」 を制作するなど、分野横断的な活動を展開する。
過去作品 《Are we psychic coral-polyps?》 (2022)
Photo by: Marc Tatti
<滞在制作プラン>
滞在中は、新潟や日本海の特有の海岸環境を出発点として、新たなリサーチベースの作品制作に取り組む予定です。海岸線や潮の満ち引き、海洋生物を観察し、新潟市の海洋学研究者と連携しながら、地域の生物について理解を深めたいです。
ゆいぽーとでは、これらの観察をもとにした形態や素材の実験を行い、後の大規模作品につながる小さな彫刻的試作を制作していきます。また、地域で入手できる素材を活用し、この土地の自然環境と文化的背景に呼応する形を探求します。
こうしたプロセスを通して、滞在スペース内にインスタレーション作品を構築する予定です。それは、人間と海洋環境の相互依存とつながりをテーマとし、日本海を臨む空間の中で、訪れた人が海との関係性や海洋生態系の大切さについて思いを巡らせる「休息と内省の場」となることを目指します。