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アーティスト・イン・レジデンス

長岡造形大AIR in ゆいぽーと

メイン写真:長岡造形大AIR in ゆいぽーと
開催日
2024-12-03(火)〜2024-12-27(金)
場 所
1階 工房・ギャラリー
添付資料
長岡造形大AIR in ゆいぽーと
ゆいぽーとでは、アーティスト(芸術家)が滞在しながら制作活動を行えるスペースを設けています。県内外や国内外から様々なジャンルのアーティストを招聘し、滞在制作活動の支援や市民との交流事業を行う「アーティスト・イン・レジデンス(通称AIR)」に通年で取り組んでいます。
この12月には、新潟県内唯一の美術デザイン大学である長岡造形大学大学院に在籍する3組の若手アーティストが、ゆいぽーとでAIRを実施します。滞在期間中は、作品制作の様子を公開するほか、ワークショップなどの市民参加型の交流イベントを開催します。

【開催概要】
日程|2024年12月3日(火)~27日(金) 
   (休館日:12月23日(月))
会場|ゆいぽーと 工房・ギャラリー(1階)
観覧料|無料(※一部イベント有料)
【アーティスト】
滞在期間中、制作スペースを公開しています。ご来館の際は、受付にて[来館記録]のご記入をお願いします。

宮川 晴香 Haruka MIYAKAWA
ジャンル:彫刻
滞在期間:12/3(火)~26(木)
<プロフィール>
女子美術大学大学院博士課程前期立体芸術修了。長岡造形大学大学院造形研究科博士後期課程在学。
「目の前の木について考えること」を大きなテーマとし、「木を彫る」という行為そのものにも着目しながら主に抽象形態の木彫を制作している。
主な活動として、第106回二科展特選(2022)、グループ展「=subtraction」(八番館/神奈川/2023)、グループ展「いろはの継承」(髙島屋大阪店6階美術画廊・横浜髙島屋7階美術画廊/2023)などがある。
<滞在制作プラン>
今回の滞在制作では、私はカラスを「先生」として木彫の制作を行う。
どこにでもいるように思えるカラスだが、旅先でその場の環境や人間の習慣に適応した様子を見ると、人間である私よりもその場に詳しい「住人」であることを思い知らされる。新潟の住人であるカラスの行動を観察し、そこから発展させた行為を持参した木に施すことを試みる。言語や意思疎通なくして、教えてもらえることとは、どのようなことなのだろうか。


内海 裕菜 Yuna UTSUMI
ジャンル:写真表現
滞在期間:12/3(火)~15(日)
<プロフィール>
宮城県出身。2024年3月長岡造形大学造形学部視覚デザイン学科卒業。現在同大学院造形研究科修士課程一年次在籍(美術工芸領域)。
学部時代に写真に興味を持ち、その後、現実と虚構の境界線を探る作品を制作。現在は写真理論を中心に分析美学のうちフィクションについて研究している。編集や加工によって元の写真からかけ離れた画像へ変化させることで、我々が普段から呼称する「写真」が何を指しているのかという疑問を提示し、現実世界と虚構世界の境界を探る表現を作品制作へ取り入れている。
<滞在制作プラン>
今回の滞在制作では2つの軸をもって制作にあたる。ひとつは、ゆいぽーと周辺を写真で記録し、様々なツールを用いて編集・加工することで新たな空間画像を制作すること。もうひとつは、なるべく加工をせずまっすぐ周囲の環境に向き合い写真を撮影すること。どちらも写真を扱う制作だが、撮影されたものと撮影されるものに対してアプローチを変えることで、写真についてより知ることができるのではないだろうか。目の前に日本海という大きな自然がある滞在環境で、自分が見たもの、見なかったもの、見るべきだったものについて思索したい。


小山 紀子 Motoko KOYAMA
ジャンル:写真表現/ZINE
滞在期間:12/16(月)~27(金)
<プロフィール>
2000年神奈川県横浜市生まれ。2020年に長岡造形大学視覚デザイン学科に入学し、2024年3月卒業。同年4月より、同大学院修士過程に進学。写真を用い記憶の想起をはかる表現をインスタレーションやアーティストブックの制作等にて展開。また、自主的な出版活動であるZINEの制作にも注力しており、現在修士課程にてZINEを文化として捉えた研究も行っている。2023年,2024年「Flotsam zines tour」参加。2024年よりZINEレーベル”Little Genesis”を主宰している。
<滞在制作プラン>
私はこれまで、写真と自分の蒐集したとるに足らないモノを、想起のための装置として作品の中で等価に扱ってきました。
今回の滞在制作では、後にまたこの滞在やそのとき感じたことを想起できるよう、ゆいぽーとのそばにある海やゆいぽーとでの生活をテーマに撮影・蒐集(しゅうしゅう)し、ZINEを制作します。
【市民交流イベント】
滞在期間中、市民参加型の交流イベントを行います。各イベントの詳細やお申し込みについては、リンクのイベントページよりご確認ください。

ワークショップ「木で『ポケットスカルプチャー』をつくろう」:宮川晴香
カラスは食べ物を色々な場所に隠しておく習性があるそうです。この習性から着想を得て、小さな木のかけらを使い、ひっそりポケットに隠しておける、自分だけの「ポケットスカルプチャー」を作ります。拾った小石などを観察しながらかたちを考え、紙やすりを使って制作します。※ポケットスカルプチャーの大きさは5〜10cm程度を予定。
日程|12月22日(日) 14:00~16:00
対象|小学生以上~大人の方(小学生は保護者同伴)
定員|10名(申込先着順/11月26日(火)から受付開始)
参加費|100円/人
持ち物|汚れても良い服装、軍手(あれば)
申込方法|ゆいぽーとへお電話、またはこちらのイベントページの【このイベントに申し込む】より必要事項を記入のうえ、お申し込みください。


哲学対話「私たちは何を写真と呼ぶのか」:内海裕菜
「写真」とは一体何を指しているのでしょうか?カメラで撮影したものが写真、とすることもできますが、私達が普段「写真」と呼ぶもの、写真のように見えるものの全てがカメラで撮影されたものであるとは限りません。この哲学対話では、内海が過去に生成AIを用いて制作した「写真のような画像」を使って、写真という抽象概念化したテーマについて考えます。
日程|12月8日(日) 10:00~11:30
対象|小学生以上~大人の方
定員|10名(申込先着順/11月26日(火)から受付開始)
参加費|無料
持ち物|筆記用具
ファシリテーター|内海裕菜
申込方法|ゆいぽーとへお電話、またはこちらのイベントページの【このイベントに申し込む】より必要事項を記入のうえ、お申し込みください。

ワークショップ「海で蒐集」:小山紀子
滞在中に制作するアーティストブックの一部となるものを、海で散策しながら蒐集します。ご参加の方は、ゆいぽーと工房・ギャラリー(1階)へお集まりください。
日程|12月20日(金)・21日(土)・22日(日) 各日11:00~12:00
   ※雨天や強風の場合は中止となります。
対象|どなたでも
定員|各日10名程度(申込不要)
参加費|無料
持ち物|動きやすくて暖かい服装、軍手(あれば)


ワークショップ「海を蒐集」:小山紀子
滞在中に制作するアーティストブックに参加しませんか?ジークリット・ジグルドソンの作品《静寂の前に》を参考に、皆さんが参加できるアーティストブックを制作します。
お持ちいただいた海に関する写真やエフェメラ、実際に海で集めたものをスキャンして、アーティストブックのページの一部にします。最終的にそれらを私自身の制作物とあわせて仕上げます。ご参加の方は、開催時間内であればいつでもお越しいただけます。
日程|12月20日(金)12:00~18:00/21日(土)16:00~18:00/22日(日)12:00~18:00
定員|各日程20名程度(申込不要)
参加費|無料
持ち物|海に関するものや写真(返却されなくてよいもの)。または海で拾ってきたもの。
LINE@ID:iiq2166d
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