ローレ・ジュリエン Laure Julien
フランス出身・在住
ジャンル|彫刻、工芸、竹かご細工
滞在期間|2025年4月4日(金)~6月30日(月)
ウェブサイト▶
https://laurejulien.com/
<プロフィール>
フランス出身、在住。アーティスト、デザイナー、職人。
アクセサリー、衣服、立体造形の領域を横断して作品を制作している。パリの国立高等装飾美術学校(ENSAD)と文化学園大学でファッションとデザインを学ぶ傍ら、日本で竹細工を学ぶ。田中旭昇氏に
師事。それ以来、植物素材と工芸のコラボレーションや技法、素材、美学のハイブリッド、身体とその
動きへの問いかけを具現化する作品の制作に専念している。「Studio Také」の代表であり、アート、クラフト、デザインにおけるフランス産の竹の使用法の研究と発展にも力を注いでいる。
<滞在制作について>
かすかな光の縁をなぞるもの
光と影の間、竹、銅、和紙が海と森の気配を映し出し、感覚と視覚が交わる曖昧な境界が現れる。
現れるものと沈むものがそこで静かに溶け合う。
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ルーシー・チョ Lucy Cho
韓国出身・在住
ジャンル|サウンドアート、サウンドインスタレーション、メディアアート
滞在期間|2025年4月8日(火)~6月28日(土)
ウェブサイト▶
https://lucy-cho.com
<プロフィール>
韓国のソウルを拠点に活動するメディア・アーティスト。 サウンドと映像を横断し、物理とデジタル、植物と動物、アコースティックと電子音響など、相反する要素の共存と境界を探る作品を制作している。
近年は「家族療法」などの心理的アプローチを取り入れ、三世代にわたるルーツやつながり、トラウマといったテーマにも取り組む。
音を軸に、映像・インスタレーションなど多様な手法で、内面的な葛藤や人間と世界の関係性を可視化し、新たなつながりの在り方を提示している。梨花女子大学校作曲科を卒業後、2020 年にNYCEMF に参加。2025 年には、ソウル市立美術館「新進美術人支援」展に出品予定。
<滞在制作について>
韓国で続けてきた「心の家」プロジェクトを発展させ、今回は「家」を個人の記憶を超えた、共同体の物語と存在の痕跡が蓄積される場として捉え直した。
新潟県弥彦村と三条市にある取り壊し予定の二軒の空き家を訪れ、空間に残された記憶や感覚の痕跡を3Dデータと写真で収集し、多様なメディアで再構成した。