ヒラヤマ・エミリー Hirayama Emilie
国籍:フランス 出身地:フランス 活動拠点/在住:フランス
ジャンル|絵画、インスタレーション、パフォーマンス
滞在期間|2026年7月11日(土)〜8月5日(水)/26日間
ウェブサイト ▶
https://emiliehirayama.com/
<プロフィール>
ヒラヤマ・エミリーは、フランス人と日本人のバックグラウンドを持ち、ナントとパリを拠点に活動するヴィジュアル・アーティストでありデザイナーです。自身のハイブリッドな文化的背景とかたちへの領域横断的な関心を反映しながら、絵画・インスタレーション・彫刻・パフォーマンス・文筆を複合した制作行っています。彼女は、反復を通じて現れる、変化とユニークさの緊張関係を追及しており、たびたび「墨流し」にインスパイアされた、水をベースにした彩色を行います。また工業生産の余剰品や、道端に落ちていた物、梱包材、リサイクルショップで見つけた物、端材など、廃棄されたり見落とされたりしている資材を集めます。こうした一時的な用途で価値がないと思われている中間的アイテムを、現代生活の証人ともいえるものに変えていきます。また彼女は、運搬作業、労働、記憶と感情の軌跡といった生活における不活性な事柄にもアプローチします。彼女は、フィールドワークや文筆、進化するディスプレイを通じ、アノニマスな形態が新たな関係性を形成する場を創造し、またフランスと日本の間に立って自身の記憶とそれぞれの物質文化を辿り、控えめな素材で、日々の出会いを密接なストーリーの展開に変えていく、そうした場を創造していきます。
<滞在制作プラン>
「包む―包装する、縛る、そして循環」
この度のリサーチでは、包む(包装、綴じる、保護する)ということを、輸送と循環の現代的状況を測るための出発点とします。このリサーチでは、新潟の物流・ロジスティクスによってかたち作られてきた港まちとしてのコンテクストのなかで、ものの移動を可能にし、不可欠であるものであるにもかわらず、見過ごされてきた行為である「包装」に着目します。要素を拾い集めリカバリさせることを通じ、輸送と日々の物流において、一時的で断片的な、実用重視の社会基盤と考えられる、わら、合成ロープ、包装フィルム、保護フォーム、ネット、詰物といった循環に関わる物資に関与していきます。
ムラヤマ・エミリー Emily Murayama
国籍:日本 出身地:イギリス 活動拠点/在住:新潟市
ジャンル|映像、インスタレーション、写真
滞在期間|2026年7月21日(火)~8月19日(水)/30日間
ウェブサイト ▶
https://emilymurayama.com/
<プロフィール>
ムラヤマ・エミリー(1996年英国ケント生まれ)は、イギリス人と日本人のバックグラウンドを持つアーティストであり、映像、写真、インスタレーションの分野で活動しています。彼女は、「家にいる」という個人的なことを、普遍的な設定と感覚で捉え、そして人間関係を仲介する役割を担うものとして食べ物に着目します。併せて、家族の中の言語的な障壁、言語に拠らないコミュニケーション、新旧の技術の関係性(新しいもの旧いものを含め、廃れた道具、知らない技術や連続動作のようなものに、彼女は惹きつけられます)を映し出していきます。
2019年、ロンドン大学ゴールドスミスカレッジで美術と美術史の学位を取得した後、花卉栽培・ガーデニングの職に就き、また映画産業にて小道具制作からフード・スタイリングまでクリエイティブな役割を担いました。いずれもそれぞれ彼女の制作に影響を及ぼしています。PIアートワークやSETルイシャム、37エンデルストリートなどロンドンのさまざまなギャラリーや、ベルリンのArt Biesenthalなどで展示を行っています。
<滞在制作プラン>
クリエイティブな活動として、ストーリー・もの・物事のやり方・新旧の異なる技術の使い方(いくつかは消えゆくものかもしれない)を共有することで、若い世代と高齢者の世代を結びつけていく(関係あるひとも関係ないひとも含め)ことを計画しています。このためのファシリテート活動と同様に、交流が発生していく様子をカメラに納めドキュメントしていきたいと考えています。
出来上がった、もしくは検討中の作品は、滞在の終了に向けて展示し、平行してワークショップのビデオドキュメンテーションを進めます。
また、地域の農業者や職人と関係をつくり、彼らの行為・活動を映像に納めることを希望しています。滞在期間の中で、これら個人のうち2名の仕事を紹介するショートビデオをまとめたいと考えています。展示は、調度品・機材を使い資材や布を見つけ、映像を、関連するものとともに展示するインスタレーションとします。日々の放送などでは見聞きしない、世代間交流の学びと知識の共有についての議論を起こしていきたいと考えています。現在、世代間には未だ大きなギャップがあるように感じられ、そのギャップを何かしら橋渡ししていきたいです。
また滞在期間中に、地域に現存している種、していない種も含め、固有種を組み合わせた想像上の「空き地」への植栽プランのドローイングを創りたいと考えています。
泰然 Taizen
国籍:日本 出身地:長崎県 活動拠点/在住:福岡県
ジャンル|立体造形(インテリア・アート、ランドアート)
滞在期間|2026年8月7日(金)~8月21日(金)/13日間
ウェブサイト ▶
http://isami.biz/
<プロフィール>
文化庁子ども育成推進事業登録芸術家。九州大学(旧 九州芸術工科大学)大学院修了。作品「海峡の光梁(かけはし)」で[d]arc awards(英国)最終候補選出。作品「あかりのありか《みと》」でLIT Lighting Design Awards(スイス)特別賞受賞。国立新美術館国際公募展特別賞、福岡アジア美術館国際公募展第1位作家賞受賞。秋吉台国際芸術村フェローアーティスト採用。国際芸術祭下呂アートディスカバリー、国際現代芸術祭中之条ビエンナーレ、無人駅の芸術祭/大井川、奥能登国際芸術祭出展等。
<滞在制作プラン>
夏の日本海の光と子どもたちの感性を結びつける造形教育を、新潟でのアーティストインレジデンスを通して実践する。特別支援児童が示す繊細な観察力や深い集中は、光の変化に寄り添う才能であり、積み木とLEDという最小限の素材がその世界を引き出す。触る・見る・気づくという学びの循環は、彼らの内なる光を可視化し、自己肯定感を育む。夏の日本海の強い日差し、砂丘の反射、夕暮れの光は作品の共演者となり、子どもたちの表現を包み込む。彼らを創造者として迎えるこの事業は、光と影、自然と人が重なり合う未来へのあかりを生む。