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お知らせ

アーティスト・イン・レジデンス「自主活動プログラム2024冬季」及び「招聘プログラム2024春季」の滞在アーティストが決定しました!

2023-12-13

ゆいぽーとでは、滞在型の創作活動を行う芸術家等を国内外から募集、支援することで、創造性に富んだ人材が集まりやすい環境づくりを進め、新潟市の魅力を国内外に発信することと共に、滞在する芸術家等と市民が交流することで地域の自然や歴史、文化の魅力を再発見し、地域の誇りづくりや愛着づくりにつなげることを目的に、アーティスト・イン・レジデンス事業を実施しています。

この度、「自主活動プログラム2024冬季」及び「招聘プログラム2024春季」の滞在アーティストが決定いたしましたのでお知らせいたします。
プログラム期間中、ワークショップ等の交流イベントを開催しますので、ぜひお気軽にご参加ください。(内容は決定次第イベントページへアップ致します。詳細はイベントページをご確認ください。)

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自主活動プログラム2024冬季
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タチアナ・プロイス  Tatjana Preuss
(ドイツ出身・在住)
ジャンル|ヴィジュアルアート(インスタレーション、ドローイング、サウンド・パフォーマンス)、芸術的な自己組織化やコラボレーション
滞在期間|2024年1月14日(日)~2月5日(月)
ウェブサイト ▶ https://tatjanapreuss.de/

<プロフィール>
ドイツ・ハノーファー生まれ、ベルリン在住。2006年ブラウンシュヴァイク美術大学卒業、2012年東京藝術大学卒業。
映画、音楽、西洋コミック、漫画、歴史、生物学、物理学に影響を受け、ドローイングと音を主なツールとして、インスタレーションやサウンド・パフォーマンスなど、物語性のある作品を制作している。
2009年「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の「克雪ダイナモ・アートプロジェクト(東京芸術大学)」に参加。また、国際芸術センター青森ACACやスイスのアーティスト・イン・レジデンスに参加。
個人での活動のほか、アートとキュレーションの境界、美術と音楽の境界、ポップカルチャーとハイカルチャーの境界をまたぐ芸術的な自己組織化やコラボレーションにも関心がある。2012年より移動可能なプロジェクト・スペース「ミセモノ屋台」プロジェクトを開始。

<滞在制作プラン>
ミセモノ屋台 -MOBILE PROJECT SPACE-
「ミセモノ屋台」は現代アートのための移動式展示スペースです。アーティストが運営する非商業的なスペースであり、商業的な配慮や伝統的なギャラリーのルールから解き放たれた、芸術的な自己組織化、集団的で参加型の芸術創造のための場です。移動可能なプラットフォームである屋台は、地域のアート機関と連携して屋内で展示することも、公共スペースで屋外展示することも可能で、普段は現代アートに接することのない地域社会を巻き込むことができます。このプロジェクトの目的は、文化的・社会経済的に異なる背景を持つ人々との対話を始め、芸術機関の貴重な活動をより多くの人々に知ってもらうこと、そしてもちろん、日本とドイツのアートシーンの草の根レベルでの交流を促進することです。
2023年の秋と2024年の冬、「ミセモノ屋台」は北九州と新潟を訪れます。ゆいぽーととタチアナ・プロイスは、新潟県と中部地方のアーティストやアート集団への参加を呼びかけたいと考えています。私たちは協力して、ミセモノ屋台とその周辺で新たな展示やイベントを展開していきたいと考えています。このプロジェクトは今回の滞在制作の終盤にゆいぽーとで、そして2024年6月にはベルリンで展示される予定です。

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パスパルトゥー・デュオ   Passepartout Duo
(イタリア/アメリカ出身・イタリア在住)
ジャンル|実験音楽アンサンブル、複合領域アーティスト
滞在期間|2024年1月16日(火)~2月14日(水)
ウェブサイト▶ https://www.passepartoutduo.com/

<プロフィール>
ピアニストのニコレッタ・ファヴァーリ(イタリア)とパーカッショニストのクリストファー・サルヴィート(アメリカ/イタリア)による音楽ユニット。
電子音響の質感と変幻自在のリズムから厳選されたパレットを使用し、私たちが音を聴き、音とつながる方法を探求している。アナログ電子回路や従来のパーカッションから、部屋サイズのテキスタイル・インスタレーションやファウンド・オブジェまで、様々な種類の手作り楽器を駆使し、音楽制作に使用するツールを見直し、専門的かつ進化するエコシステムを開発し続けている。
インディペンデントな音楽キャリアを維持し、アーティストやミュージシャンの国際的なネットワークを形成する方法を模索している。2015年にコラボレーションを始めて以来、ほぼ継続的にワールドツアーを行っており、その旅の経験は彼らの型破りな創作プロセスに大きな影響を与えている。

<滞在制作プラン>
滞在期間中、最近制作したシンセサイザーを中心に新しい音楽インターフェースと楽器の芸術的研究を続けます。この新しい楽器は、デュオの最近の創造的な追求の集大成であり、電子音を空間に定位させることに焦点を当てています。この楽器は11の小さなユニットに分割され、空間全体に分散させることができ、デュオが創作した他の様々なインターフェースを通して演奏することができます。さらに、この新しい楽器は、持ち運びが可能で、さまざまな空間でよりインスタレーション性の高いパフォーマンスを生み出します。
この大きな楽器を中心に、デュオは地元の環境に対する応答として新しい音楽を作曲します。電子音楽というメディアと日本の長い歴史は、デュオにとって大きなインスピレーションの源であり、地元の歴史に関する継続的なリサーチもまた、デュオの創作研究の焦点となります。

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招聘プログラム2024春季
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白鳥 建二  Kenji SHIRATORI
(千葉県出身・茨城県在住)
ジャンル|写真
滞在期間|2024年4月1日(月)~6月29日(土)
ウェブサイト ▶ https://note.com/shiratorikenji/

<プロフィール>
1969年千葉県生まれ。全盲の美術鑑賞者、写真家。生まれつき強度の弱視で、20代半ばで全盲に。その頃から様々な人と会話しながら美術鑑賞をする独自の活動を始め、水戸芸術館現代美術センターなどでワークショップのナビゲーターを務める。2005年より写真撮影を開始。写真家として2021年「(た)よりあい、(た)よりあう。」(はじまりの美術館、福島県)などに参加。

<滞在制作プラン>
初めての街で、生活するように、日々小売店へ行き、飲食店へ行き、散歩をする。その時に撮れた写真を、noteに毎日投稿します。
独り言やエピソードなど、短い文章と合わせて、活動報告となります。
目標は、100軒飲み歩きです。

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私道 かぴ   Kapi SHIDO
(兵庫県出身・東京都在住)
ジャンル|美術・演劇
滞在期間|2024年5月20日(月)~6月30日(日)
ウェブサイト▶ https://anju-nochi.com/

<プロフィール>
作家、演出家。京都を拠点に活動する団体「安住の地」所属。2023年度 ACYアーティスト・フェロー。身体感覚をモチーフにした戯曲『いきてるみ』で第19回OMS戯曲賞佳作を受賞。脚本・演出を担当した短編演劇『アーツ』が第16回せんがわ演劇コンクールにてオーディエンス賞を受賞。映像作品「父親になったのはいつ? / When did you become a father?」が国際芸術祭あいちプレイベント「アーツチャレンジ2022」にて入選。「茨城水郡線 奥久慈アートフィールド2022」に選出され、駅舎にて音声を使ったインスタレーション作品を展示するなど、美術の分野でも作品を発表している。

<滞在制作プラン>
むかし盛んだった越後瞽女の存在や歴史的背景をベースにしつつ、新潟の各地域を舞台に、その土地に住む人々の個人史と、土地の過去・現在・未来を重ね合わせた一人語りの脚本を執筆。それを俳優が朗読した音声作品『えちごのこえ(仮)』を制作し、ゆいぽーとで展示します。音声は決まった時間に自動的に会場内に流れ、あたかも「そこにいつか居た人の声が自然に聴こえてくる」ような体感を目指します。会場では脚本を掲載した冊子の配布も行いたいと考えています。
LINE@ID:iiq2166d
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