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お知らせ

アーティスト・イン・レジデンス「自主活動プログラム2023夏季」及び「招聘プログラム2023秋季」の滞在アーティストが決定しました!

2023-06-20

ゆいぽーとでは、滞在型の創作活動を行う芸術家等を国内外から募集、支援することで、創造性に富んだ人材が集まりやすい環境づくりを進め、新潟市の魅力を国内外に発信することと共に、滞在する芸術家等と市民が交流することで地域の自然や歴史、文化の魅力を再発見し、地域の誇りづくりや愛着づくりにつなげることを目的に、アーティスト・イン・レジデンス事業を実施しています。

この度、「自主活動プログラム2023夏季」及び「招聘プログラム2023秋季」の滞在アーティストが決定いたしましたのでお知らせいたします。
プログラム期間中、ワークショップ等の交流イベントを開催しますので、ぜひお気軽にご参加ください。(内容は決定次第イベントページへアップ致します。詳細はイベントページをご確認ください。)

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自主活動プログラム2023夏季
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リ・イェンジェン(李 彦蓁) Yenjen LEE
(台湾出身・在住)
ジャンル|版画
滞在期間|2023年7月14日(金)~8月11日(金)
ウェブサイト ▶ https://stes5827.wixsite.com/lee-yenjen

<プロフィール>
台北を拠点に創作活動をしながら、版画工房、教育機関などで版画を指導している版画家。作品は旅途中での路上観察の中で人間関係を想像、それを版種によって表現している。近年、版画の可能性を探索するため、多様な版種や材料を試しはじめ、写真製版の手法で作品を制作している。また、設備が限定された環境で、どのような材料を利用して版画を作るのを研究している。

<滞在制作プラン>
制作のテーマは「街の記憶・フラヌールの手帳」。都市空間を徘徊したフラヌールになり、新潟の「かけら」を拾って、その集めた「かけら」を結び合わせて版画で再解釈します。私にとって版画は翻訳機のようなものであり、人の思考や身体経験が版画を刷ることによって解釈することが可能になります。今回の制作は新潟の自然、文化、歴史などを考察し、現地でリサーチした資料をもとに紙リトグラフ(平版画の一種)を制作する予定です。

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水田 雅也   Masaya MIZUTA
(愛知県出身・京都府在住)
ジャンル|現代美術
滞在期間|2023年7月21日(金)~8月19日(土)
ウェブサイト▶ https://masayamizuta.com

<プロフィール>
1998年愛知県生まれ。九州大学大学院芸術工学府デザインストラテジー専攻修了。「動物と人間の関わり方」をテーマに活動。人間が動物と関わる際に生じる矛盾や違和感を起点に作品制作を行う。主な発表に《アリのためのスニーカー》(第1回宮若国際芸術トリエンナーレ/TRAIAL IoT Lab)、《あなたはなぜ(蚊を)殺しますか?》(現実47/大分県立美術館)など。

<滞在制作プラン>
7月はちょうど近くの松林でセミが鳴き始める時期です。今回私は、「セミ」と「防犯ブザー」に関する制作を行おうと考えています。滞在中は、色々な方にお話を聞かせていただきながら色々なことについて考えていきたいと思っています。――セミと防犯ブザーはどちらも大きい音を発する。セミの発声方法と防犯ブザーの発音方法の原理は同じである。防犯ブザーが鳴るのは持ち主を犯罪から守るためである。セミが鳴くのは雄の求愛行動だと言われている。防犯ブザーは弱いものを守る。防犯ブザーを持っていない人間は持っている人間に比べて弱い。セミは人間に比べて弱い/強い。

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招聘プログラム2023秋季
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ローランド・ファーカス  Roland FARKAS
(スロバキア出身・ハンガリー在住)
ジャンル|コンセプチュアルアート、インスタレーション、映像
滞在期間|2023年9月1日(金)~11月29日(水)
ウェブサイト ▶ http://rolandfarkas.blogspot.com

<プロフィール>
ハンガリーのブダペストを拠点に活動するインターメディアアーティスト、美術教師。2003年ハンガリー芸術大学インターメディア学部で博士号を取得、近年は同大学で留学生の講義を受け持っている。表現形式はインスタレーション、パフォーマンス、写真、ビデオアートなど多岐にわたり、しばしば観客を巻き込む作品を制作する。
作品では、私たちの社会が抱える問題を扱っている。経済や環境など様々な危機がますます現代を特徴づけている中、人類が直面している課題のひとつが地球温暖化である。私たちはどのようにすれば、地元での生活を変え、私たちが住みたい未来の世界を形作ることができるのだろうか。

<滞在制作プラン>
今回の新潟での滞在制作は、都市と農村の生活を歩いて探索することから始まります。滞在制作の最終的な成果として、集めたインスピレーションをドローイング、メモ、イメージ、地図などを通して作品として発表する予定です。私は、古い世界と新しい世界の共存を扱い、その地域の建築構造、より伝統的なライフスタイルのために設計された古い建築、そこに住む人々や働く人々の異なる日常生活をリサーチしています。
また、バーチャルなデジタル技術の時代において、個人の長期記憶や短期記憶が本物のように保存される可能性はあるのかという疑問も投げかけます。急速な技術革新、世界情勢に関するニュースやフェイクニュース、毎日のように変わるファッションの熱狂は、脳の神経系や記憶の長さに大きく影響します。滞在期間中、地域住民の協力を得て、さまざまな場所にまつわる記憶、感情、人生の出来事を即興的に演出した短い映像作品も制作する予定です。

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片岡 純也   Junya KATAOKA
(栃木県出身・神奈川県在住)
ジャンル|キネティックアート
滞在期間|2023年10月6日(金)~11月29日(水)
ウェブサイト▶ http://kataoka-iwatake.tank.jp/index.html

<プロフィール>
2013年よりフランス、アイスランド、台湾など国内外様々なレジデンスプログラムに参加し、現地で見つけた素材をもとに機械的・光学的・電気的な手法による装置的な作品を制作してきた。個人での活動と並行してアートユニット「片岡純也+岩竹理恵」の活動も行なっている。
主な展覧会に、「瀬戸内国際芸術祭2022」(宇野エリア/岡山)、「MOTアニュアル2020 透明な力たち」(東京都現代美術館/東京)、「The 22nd ifva Festival」(香港アートセンター/香港/2017)。

<滞在制作プラン>
レジデンスプログラムに参加するときは、回転させて面白いことが起きる素材はないかと考えながら街を歩きまわる。今回の滞在先であるゆいぽーとは海沿いにあるため海岸の漂着物の中から素材を発見していきたい。また、それらに動きを与える動力として、新潟の稲作の歴史に着目し、人力で回転を起こし利用されていた、昔ながらの農機具の動的メカニズムを取り入れる。海の流れによる地球規模の循環、農作業に見る水や季節の循環など様々なレベルの循環を集約するようなインスタレーションを制作する。
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